僕と人魚男
「お…男の人魚!?」
広海(ひろみ)が海で釣りあげたのは、魚…ではなく
信じられないことに「人魚の男」だった。
ありえない光景に呆然としていれば――釣り針が刺さって、すごく痛いと
人魚の彼は怒り心頭な模様。
しかしあまりにも突拍子もない彼に、
不信感を抱いた広海は放っておいて帰ろうとするも…。
「海で困っている奴がいたら助けてやれよ」
父の言葉を不意に思い出し
人魚の彼を手当してあげようと思い直す。
人間ではない彼をいかに家に連れて行こうか…と思えば、気合で脚ができた!?
一緒に帰宅すれば、広海の家が魚屋だったことに人魚の男が大混乱!?
しかも自分の母親に対して、鼻の下をのばしているような…。
海で出会い、シュールかつドタバタと始まった人魚男との関係。
そんな彼と関わりをもった広海の行く末は――。
※こちらは読切作品です。
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